ヨツモンカメムシ,
Urochela quadrinotataカメムシ目クヌギカメムシ科
準絶滅危惧種(島根県・富山県・埼玉県)

寒地系のカメムシで島根県東部山地が分布の西限です。温暖化の影響などもあり国内三県で準絶滅危惧種として登録されています。
絶滅が危惧される昆虫は思いのほか多く、調べてみると身近だと思っていた昆虫が実は絶滅危惧種として登録されていて驚かされることがあります。
このヨツモンカメムシも撮影時はとくに珍しいとは知らず、ありきたりのカメムシだと思っていました。しかし、いざ自宅に帰って調べてみると準絶滅危惧種として登録されている種であることが分かりました。
・・・ああ、もっと、じっくり撮影しておけばよかったvv;
いま、森林伐採・大気汚染などの人的要因による地球温暖化が世界中で問題視され、様々なメディアがそれを私たちに伝えています。数年前に比べて、たくさんの人たちが地球環境について考えるようになったと思います。それでも、まだ本当に危機感を持っている人の数はあまり多くないのではないかと感じます。
実際、私も、南極の氷が解溶けるとか、100年後には気温が何度上がるとか、いろいろなことを学校の講義やテレビ番組などで知りましたが、どれもあまり実感が湧かない問題ばかりでした。
でも、今は違います。
カメラを持って森へ出かけることで、実際に環境破壊の被害者と接することになったからです。ヨツモンカメムシも以前は普通種としてよく見られる昆虫だったに違いありません。幸いまだ絶滅の危険は赤信号とまではいかないまでも、その数は確実に減っています。こんな状況におかれた昆虫が、現在日本には6000種ほどいます。日本のいわゆる図鑑に載るレベルの昆虫数が約1万種ですから、その多さに唖然としてしまいます。
私は、この事実を知ってから、将来地球の環境を守ることに尽力したいと考えるようになりました。
自然が好きだし、昆虫が好きだし、だまって好きなものたちが消えていくのを見ているのは耐え難いことです。
まだまだ、あまり偉そうなことがいえるような人間ではありません。
ですが、そのために写真という媒介が使えたら、これ以上の幸せはありません。